てつげん先生がギターを始めた頃に影響を受けたギタリストを時系列順に紹介するこのコーナー、
「ギタリスト列伝」も11回目となりました。
今回紹介するギタリストは・・・
スティービー・レイ・ボーンだ!
世間に広く知られるようになったのは1983年ですから、よちよち歩き程度のギタリストであった私にとってはまさに稲妻が
身体を貫くような衝撃を与えてくれました。
なんでかというと、そのサウンドです。
レコーディングではほとんど歪んでいないクリーンなサウンドでありながらも太くパワフルで突き刺さるような音。
歪んだ音ははたいてい誰でも似ているのですが、レイ・ボーンは違う。
誰が聞いても「レイ・ボーンじゃん。」ってわかるほど特徴のある音だったのです。
デビッド・ボウイの「レッツ・ダンス」というヒット曲に入っているブルースなフレーズが、
レイ・ボーンが世間に認知されるきっかけでした。
普通はギターの音で個人を特定できるような事はありません。
ではレイ・ボーンの音の秘密とはいったい何だったのでしょうか?
スティービー・レイ・ボーンの音の秘密
当時からそのサウンドの秘密を知ろうと、ギター雑誌などが特集を組んでいました。
現在でもYOU TUBEなどでその秘密に迫るチャンネルが多くあります。
本人にインタビューしている動画もありますので、チェックしてみてください。
音の秘密① パワフルなピッキング・・・1本の弦を弾くときに他の弦もミュートして同時に弾く。
音の秘密② 弦の太さと弦高・・・なんと0.13から始まるセットと3ミリはあったという弦高。
音の秘密③ アンプ・・・レコーディング時はフェンダーの4発入りアンプが爆音だったらしい。
(マーシャル・ダンブル・レスリーもあったのかも)
大体こんな所でしょうか。
機材もそうですが、一番の理由は本人の弾き方によるのでしょう。
そのパワフルさと緻密さ、確かなテクニックから湧き出る音はとてもマネできるものではありません。
”RUDE MOOD”を頑張って弾いてみた
我ながらムズい曲を選んでしまった・・・
一番好きな曲ですし、やるしかない!ってね。
当然昔はリフにさえ悪戦苦闘していたので、全部コピーなどできませんでした。
今となってはやってることは理解できるので、あとは手が着いてくるか?が勝負の分かれ目です。
中盤戦の8部音符の3っ取り、ピッキングはダウンダウン薬指アップのところは、事前にメトロノームで200bpmから始めて1bpmずつスピードを上げながら、230bpmまで出来れば何とかなるかと1~2時間練習してみましたが、やはりムズでした・・・
手首が悲鳴を上げましたよ・・・
それでも弾いて動画に残す。
それをみんなに見てもらって、スティービーってすごいんだね!と思ってもらえればいいなと。
まとめ
スティービー・レイ・ボーンはアルバート・キングに「俺のコピーだ」
と言わせるほどにブルース、アルバート・キングに傾倒していたようです。
だからこそボウイのアルバムで爪痕を残せたのでしょうね。
そして現在活躍しているギタリスト達にも大きな影響を与えました。
ジョン・メイヤーなどは絶対そうでしょう。
アルコールや薬物中毒から立ち直り、これからという時に残念ながら1990年にヘリコプター事故で亡くなってしまいました。
しかしその凄まじいプレイは未だに沢山のフォロワーに受け継がれています。
今回はスティービー・レイ・ボーンを紹介しました。
次回は誰だ?
またもや超絶プレイを弾くのか・・・
それでは次回をお楽しみに!
レッスンにも来てね。
てつげん