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ギタリスト列伝9 BB King

今回の「ギタリスト列伝」は BBキングだ!

 

かってブルース界の3大キングと称された内の一人がBBキングだ。

 

フレディ・キング、アルバート・キング、BBキング。

 

なんでか皆キングなのだ。

 

皆それぞれ個性豊かでプレイスタイルは全然違う。

 

フレディは現在のロックにつながるようなフレーズ、アルバートは右用ギターを左で弾き、

 

BBキングはメジャーペンタを上手く使い、ポップスやジャズにも造詣が深かった。

 

若かりし頃の私が師匠に勧められたのが、BBキングでした。

 

3大キングの中で一番お気に入りだったのがBBです。

 

フレーズをコピーしてもなんか違う。

 

真似できないんですよね。

 

その秘密は・・・

BBキングその凄さの秘密とは?

ズバリ言いましょう。

 

それは・・・タイム感です。

 

聞こえてくる前にすでに弾いている感じです。

 

ドン!ってリズムの頭が聞こえる頃にはギターの音は既に鳴っていて、心に届いている。

 

いつ弾いたのか分からないが聞こえている。まるでステルス。

 

僕らがブルースを弾いたり、セッションで聞いたりするとなんかもっさりした音楽やな~とか、

 

おっさん臭い音楽やな~と思う事があったのですが、BBのは違うのです。

 

とにかく早い!

 

リズムが突っ込んでるとか走ってるんじゃないのです。

 

なんか早いのですよ。

 

筋肉反射というか弾く前には弾いているというか。

 

分かりますかね、この凄さ。

 

BBを聴きながら一緒に弾いてみればその凄さが解ると思いますよ。

Sweet Little Angel

一番BBらしいフレーズが入っていると私が思う曲”Sweet little Angel”を弾いてみました。

 

原曲はC#なんですがAに変更して、オリジナルに近いフレーズで。

 

やっぱりBBはフレーズが早い。

 

自分が弾くと遅いんですよね。

 

やっぱりタイム感が凄いんだろうな。

 

ギターはグヤトーンのジャパン・アンティークです。

 

ただ古いだけの骨とう品を修理して使ってみました。

 

メジャーペンタとマイナーペンタ、ミックスペンタトニックを使わせたら日本一、いや世界一の使い手ですな。

 

やはりBBキングはすごかった。

もしブルースが生まれてなかったら?

ブルースというのは悲しい生い立ちがあります。

 

しかしそのブルースを学んだ当時の若者たちがロックやジャズを生んでいくのです。

 

ジェフ・ベックもクラプトンもヘンドリックスもキースもペイジもブルースから学びました。

 

 

もしブルースが無かったら・・・

 

クラシック音楽ベースのポップスばかりの世の中になっていたかもしれませんね。

 

ちなみにBBキングはブルース以外の音楽も弾いております。

 

実は何でも弾ける人なのです。

 

 

今回はBBキングを取り上げました。

 

実はその前にハードロックのレジェンドを紹介する予定でしたが、弾いてみた動画の練習をしていて

 

薬指の腱を少々痛めてしまいました。

 

タイム感じゃなくて音数の多いギタリストの早弾きを練習していて・・・

 

次回には紹介出来るかもしれません。

 

 

それでは次回もお楽しみに!

 

 

てつげん