どうも皆さん。
ジェイズギタージムの”てつげん”です。
過去ブログ「エレキギターのコンデンサーについて語ります」
から来られた方も、新規の方もどうぞ最後までご覧ください。
虚飾・脚色・偏見無く、私が過去に購入した100本余りのギターや、
改造・試作・製作し現場で実験し検証した事実をありのままに語ります。
コンデンサーの音の違いの検証方法
音の違いを検証する方法はただ一つ。
ギターを使わずにループしたフレーズを各種コンデンサーを入れたエフェクターのようなボックスに流し、
それをアンプで再生して聞き比べる。
これしかない。
ギターから配線を出してワニ口クリップで交換する方法もありますが、これだと弾き手の感情も入ってしまうので
確実ではない。
10円の物と2000円の物で比べたら絶対に2000円が良いと思って、弾き方が変わるんじゃないでしょうか。
なので、ボックスを作ってループサウンドで比べればよい。
YOU TUBEでだれかやってたような・・・「う~ん。わからん!」って。
実際音は変わるのか?
ここなんですよね・・・
「変わるの?変わらないの?」
音というか、効き方は変わると思います。
数値通りに出ていないとか・・・
効きすぎる。効きが悪いとか。
はっきり言いますが、トーン0の状態では何を付けても音は変わりません。
厳密には変わっていても、聞き取れる筈などありません。
それが出来るならとんでもない聴覚の持ち主です。
もしも変わったとして、それが良い音だと何を基準にして言うのですか?
高価な物に変えたから音が良い!と思ってしまうのではないですか?
こんな話もあります。
過去ブログにもありますが、フェンダーのアンプを修理したことがあります。
その際にコンデンサー20個ほど新品に交換しました。
電解コンデンサーも含めて。
で、音が良くなると思うじゃないですか。
音が良くなっててほしいと思うじゃないですか?
20個も替えたんですよ。高かったな・・・
・・・変わらん。
音が変わらん!
それをたった1個のギターのコンデンサーで劇的に音が変わる!
なんて・・・
あるわけない。
信頼性がマックスになるだけです。
ビンテージのコンデンサーが良いというのなら、ナショナルの昔のラジオは音が最高!ってならないと。
コンデンサーの効果を活かす交換の方法
ストラトなら0.47、レスポールなら0.22。
ま、基本なんですが私は数値を変えています。
ストラト0.33 ハムバッカー0.1。
皆さんはトーンを絞り切って使う事がどんだけありますか?
ほぼないでしょう?
数値を減らせば絞り切る直前まで使えますよ。
私はストラトの場合”エリック・ジョンソン配線”にしているので、リアにトーンが効きます。
フロントでハイを出して使いたい場合はアンプのトレブルを上げるのですが、
そうするとリアがカリカリになりすぎます。
そこでトーンを使えばハイを落とし、音も太くする事が出来ます。
太く感じる。ですね。
これはハムバッカーでも同じです。
皆さんも数値を変えて遊んでみてください。
お勧めのコンデンサー
フェンダーTBXコントロール。
これはお勧めです。
コンデンサーそのものでは無いですが、ハイカット・ローカットが出来る優れものです。
ストラトのハーフトーンって音がこもるでしょう?
そんな時、TBXで少しローカットすると高音が出てばっちりなんですよ。
ちなみに付いているコンデンサーはしょぼいです。
コンデンサーその物のお勧めは過去ブログに乗せておりますので是非ご覧ください。
過去ブログ「エレキギターのコンデンサーについて語ります」
最終結論
- コンデンサー交換で音は変わらない。しかし効き具合は変わる。
- コンデンサーを交換する際にポッドや配線材・ハンダも替えて信頼性アップ。
- 高価な物やビンテージに交換しても、それが良い音かどうかは個人の主観による。もし変わったとしても誰にも気づかれない。
- 交換するなとは言わない。完全に趣味の世界。
- 私?交換します。コンデンサー交換は趣味なので。
- 数値変更ならトーンを効かせたときの音は変わる。
コンデンサー論については、以上が私の結論です。
結局は好きなものに交換するのです。
なんせコンデンサー好きですから。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
それではレッスンでお会いいたしましょう。
てつげん