クラシックと言えば一番に思いつくのはバッハ?ショパン?モーツアルト?
クラシックギターと言えば、禁じられた遊び?これは映画音楽です。
楽器で言えばピアノ?それともオーケストラ?
私のようにロックギターから始めた人間にとっては、クラシック音楽は高貴で難解でハードルの高いもので、楽譜を読めなければ演奏出来ないものと思い聞き流すだけで実際に演奏すらせずに敬遠していました。
ただ不思議なもので、演奏テクニックで悩んだときに教材としていたのはクラシックの楽譜でした。
無心に音符を追っていると、新しい運指やメロディーの発見があったりして悩みなど無くなっていくのです。
クラシックにはオリジナル音源はありません。
当然です。
蓄音機が発明される以前の音楽ですから、音源が残っているはずもありません。
頼りになるのは楽譜だけです。
極論ですが、今聞いているクラシック音楽は作曲者の意図とはかけ離れているものかもしれません。
伝言ゲームみたいなもので、何百人と言葉のバトンを渡すうちに最初の言葉が変わっているのと同じことが起こっていてもおかしくはないと言えば、音大の先生に怒られてしまうかもしれませんね。
現在はネットの普及でクラシックの楽譜が簡単に閲覧・ダウンロードできます。
しかもタブ譜化されていますので、音符を読まなくても簡単に練習が出来ますが、私のお勧めは楽器屋さんで作曲者ごとにピアノの練習曲などが薄い本で出ていますので、インスピレーションで選んで弾いてみることです。
もちろんタブ譜ではありませんので音符と格闘することになりますが、あきらめずに続ければ少しずつ音符が読めるようになります。
その際にはポジションも考えて見ましょう。
新たな奏法の糸口が見つかるかもしれません。
メタル好きには必須の、メロディックマイナー・ハーモニックマイナー・デイミニッシュスケールやスイープアルペジオなどの練習にも最適です。
アコギの場合はクラシックギター用に作曲されたものを練習してみましょう。
初心者向けの簡単な曲もあります。
普段はピックで弾き語りしかしていない方でも音楽の三要素であるメロディ・ハーモニー・リズムを学ぶことが出来ますし、フィンガーピッキングの練習にもなりますので一石二鳥です。
音楽に悩んでいる方は是非、毛嫌いせずにクラシックを弾いてみてください。
また一つ、音楽的発展を遂げると約束しましょう。
クラシック 恐れず弾けば 上手くなる 著作権も 切れてるよ
かしこ。