早弾き。憧れますよね。
世界一のスピードキングとして弾きたいのに全然指が動かない。
スイープピッキングも全然上手くいかない。
ではどうすれば早く弾けるようになるのか?
地獄のトレーニングを続けなければならないのか?
地道に毎日BPMを1ずつ早めながら限界にチャレンジし続けるのか?
はい。
地道に毎日トレーニングを積むことが一番の近道です。
が、人にはそれぞれ得意とするプレイがあります。
反面不得意なプレイもあり、皆さんが憧れているギタリストは人前では絶対に得意なプレイしか披露しません。
という事は、皆さんは憧れのギタリストが得意とするプレイを自分には合っていないのに練習し続けているかもしれないのです。
そもそも筋力が強く、体のパーツも大きい西洋人の真似をすることは、メジャーリーガーもバッティングフォームを真似して凡打を繰り返す野球選手のように滑稽に見えます。
とはいえ、そこは粘り強く根性のある東洋人。
何とか克服してやろうと目玉炎がめらめらと燃えているはずです。
では何とかしましょう!
その方法とは・・・
①小指は使わない。もしくは使う。
②ポジションを替えてみる。
③ピッキングにこだわらない。
でどうでしょう?
では①を説明します。
1弦につき3音弾く場合、ワイドストレッチで無い限り小指は使わないようにしてみましょう。
また、1音半の狭いフレット間で薬指を使っている場合は小指を使ってみましょう。
そうやって自分なりの弾き方を追求してみれば、必ず自分にしっくり来る弾き方が見つかるはずです。
ビデオでこう弾いていたから・・・なんてこだわる必要はありません。
同じ音で弾ければいいのですから。早い弦移動のアルペジオなら、人差し指と中指で事足りますよ。
こだわりは捨てましょう!
続いては②です。
市販されているタブ譜は正確ではありません。
むしろ間違っていることが多いのです。これは衝撃の事実です。
なんたってお金を払って購入したのですから、間違っているなんてありえない。
そう信じ込んでいるあなたは同じプレイが出来ないと苦労していることでしょう。
コピーする場合、私が重要視するのは弦の音です。
何弦を弾いているかを音で判断します。
そうすることでポジションが判り弾き方が判るのです。
コピーしたいギターソロがあれば何度も聞き返します。
ポジションさえ判明すればあとは自分なりの指使いで弾けるように練習するだけです。
その判明したポジションで上手く弾けない場合は躊躇無くポジションを変えます。
最終的には自分のカラーで弾けるようになることが理想なので、同じポジションでなくてもまったく気にはしません。
弾けるようになることが重要なのですから。
最後に③です。
基本的にはオルタネイトで早く弾けることが理想ですが、物理的に無理な場合があります。
それはダウンやアップが続くエコノミーピッキングだったり、弦飛びのフレーズだったりします。
その場合も躊躇無くピッキングへのこだわりを捨てて、ハンマリングやプリング・スライドやタッピングなどを使ったフレーズに変更してみます。
それは新たなるチャレンジになるかも知れませんが、難しいフレーズを簡単にしてしまう可能性を秘めています。
なにより新たな自分のスタイルを構築するメリットのほうが大きいでしょう。
ギタリストは利己的でワガママです。自分のしたい事をし、自分のサウンドやプレイのみを追及する事とはそういう事なのです。
人真似は最初だけでいいでしょう。
プレイに悩んだらワガママになってみましょう。
きっと上手くいきますよ。
小指を鍛えても意味はありません。
その他の指をもっと有効に活用する事を考えましょう。
それでも小指を鍛えたい!と言う方のためにスペシャルメニューを用意しましょう。
「すべてのフレーズを小指一本で弾く」
これで貴方の小指は鉄の小指といわれるようになります。
・・・それがどうした?と私は思いますがね。
グッドラック!