「指圧の心は母心。押せば命の泉湧く。」
昭和の人なら誰しもが知っている名言です。
ギターの上達には右手の動きが欠かせないと口を酸っぱくして言っておりますが、
なかなか右手の動きのイメージは伝わり辛いものですから、手を変え品を変えて解かり易くしようとする中の一つが
この名言に含まれる「指圧のフォーム」です。
それでは実証してみましょう。
肩のつぼや腰のつぼを強く親指で押すとき、どの当たりで押してますか?
まさか爪をめり込ませる様には押しませんよね?
反射的にぶん殴られますもんね。
大嫌いな人でない限り、第一関節のところで痛くないように押しているはずです。
押すときには指が反ります。
その動きがダウンピッキングの動きです。
手首は一切使いません。
押して反った親指を元に戻すときがアップピッキングです。
プロの演奏で、指先だけがウニウニ動いてピッキングをしているのを見たことがあると思いますが、
その動きが今回紹介した指圧の心・・・いや、指圧の動きなのです。
そのプロの動きをどうやれば会得できるか?
同じように練習していても無理でしょう。
そこで!親孝行は若いうちにしろ!という事で、肩もみ券を大量に発行しましょう。
まず100枚くらいプリントアウトしてご家族に渡しましょう。
エニタイム・エニウエア。
その券が発動されたら100回は押すのです。
指圧の心はピッキング。この境地に至るまでは辞めてはいけません。
押すのです。
ただ押すのです。
そうしてピッキングの極意を会得した頃には、あなたはご家族に感謝されギターの1本もプレゼントしてくれるかもしれません。
いや、それ以上に得たものは大きいはずです。
信用と信頼。そしてピッキング。
ああ。なんと素晴らしい世界でしょう。
ギターで孝行出来るなんて。
肩たたき券は発行しないでください。
あれはドラマー用ですから。
うん?それはそれで面白いかもしれません。
リズムトレーニングをしながら感謝されますもんね。
ギターの練習で感謝される事などなかなか無いですから、この機会に是非やってみてください。
グッドラック!