コードにしてもスケールにしても利き手とは逆の手を使います。
右利きの人は通常は左手を集中的に鍛えます。
特に動かないのは小指です。
これに関しては皆さん共通意見ではないでしょうか?
ここで左手の指について詳しく語っておきましょう。
人差し指・・・よく動く。力もある。
中指・・・力は無いがバランスが取れそう。
薬指・・・独立しては動かせず、力も無い。
小指・・・言う事を聞かないが、コンビニ袋を引っ掛ける事が出来る。
どの指を鍛えればいいか結論を出します。
薬指!です。
小指は本来よく動きます。ただ短いだけです。
バットや竹刀、ゴルフクラブをしっかり握るときに小指から握っているはずです。
逆に小指を浮かせるとコントロールがしやすくなります。
ですから小指は放っておきましょう。
ではここで実験をしましょう。
左手の指を伸ばして薬指だけ折り曲げようとしてください。
小指も引っ付いてきませんか?小指が動かない原因はここにもあります。
薬指が独立して動かないのは、お互いにヘルプしあって離れられない間柄だからなのです。
薬指はもともと力が備わっていないので小指がヘルプするように出来ています。
薬指を鍛えればお互い独立して動き、Win Winの関係になれるのです。
左手を自由に動かしたければ薬指を鍛えましょう。
その方法はグワシ!(梅図先生の漫画より)
話が逸れてしまいましたが、ギター上達のために必要な練習方法は左手のスケール練習・コード練習よりも
実は右手のピッキング・ストローク練習なのです。
コードチェンジが苦手ならば、右手の動きを絶対に止めずに弾きながら左手のコードを直してください。
スケール練習で小指が上手く動かないときは小指で押弦するときだけピッキングを小さく強く弾いて下さい。
これで全て上手くいきます。
なんでか?
将棋の上手い近所のおじさんと対局するのと、羽生名人と対局するのとではどちらが自身を成長させるでしょう?
下手な左手に合わせる右手の不憫さを考えたら涙が出ます。
上手な右手に左手を合わせればいいのです。
上手いほうに引っ張られれば上手くなり、下手なほうに引っ張られれば下手なまま。
腐ったミカンの理論です。
この理論だけは口をすっぱく言い続けます。(ミカンだけに)
上手い!
それでは皆さん、いつなんどき如何なる時でも薬指でトリルを練習しましょう。
グッドラック!