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出来る事だけをやり続けよう。

あなたが弾きたい音楽は何でしょうか?弾き語り?インスト?

 

音楽ジャンルはなんでしょうか?

 

 

ジャズ?ロック?クラシック?ボサノバも良いですね。

 

 

 

自分の弾きたい音楽と弾ける音楽のスタイルがかけ離れていた場合、問題が生じます。

 

 

ギターを始めたきっかけとなった出来事や初めてコピーした曲、何度も弾きこんだギターソロ、

 

現実的に弾いてきた音楽と、大好きで聴いているだけの音楽ではプレイに対する影響が段違いです。

 

 

ここ一番で出てくるフレーズ、何気なく弾くフレーズ、

 

緊張して頭が真っ白になったときに勝手に弾いてしまうフレーズ。

 

これらは現在練習しているフレーズではなく過去に一生懸命練習したフレーズです。

 

別のジャンルの音楽、例えば弾き語りからスパニッシュギターなどに移行したい場合、

 

現在のプレイスタイルを徹底的に叩き壊すか、頭を使って現在の技術をキープしたまま

 

新たなプレイを創造しなければなりません。

 

 

「何故そんなに小難しい事を言うのか?あなたは厳しすぎる。」

 

そうですね・・・

 

では新たなジャンルに取り組む際の心構えを伝授いたしましょう。

 

 

 

私が野球をしていた時、右方向に流し打つことを苦手としていました。

 

何度も練習したのですがまったくコツがつかめません。私は考えを改めました。

 

アウトコースも踏み込んで左方向に引っ張る!と。

 

そうです。苦手なことはしない!得意な事を伸ばす!そう考えたのです。

 

 

 

今の自分が弾きたいと思っている音楽と過去に弾いてきた音楽とがまったくかけ離れているのであれば、

 

新たな努力が必要になります。音楽ジャンルによって考え方や奏法、

 

指使いやピッキングの全てに違いがあるからです。

 

子供であれば様々な音楽に触れ、試しながら自分にあったスタイルを探す時間もたっぷりありますが、

 

大人になってからではそうは行きません。

 

 

初めから弾きたいジャンルを絞って練習を重ねる事が重要です。

 

その上でそのジャンルが苦手であれば違うジャンルの奏法が自分にあっているかどうか模索すると良いでしょう。

 

闇雲に様々なジャンルに手を出してしまうと、何が自分に合っているのか判らなくなってしまいギターを弾く事が

 

面倒くさくなって、ついには投げ出してしまう事になります。

 

 

何が自分に合っているか判らないし、どんな音楽ジャンルがあるかも判らないから何をどう練習すれば良いのか、

 

何をしてはいけないのか良く判らない。

 

そういう方には簡単に自分の得意なジャンル、プレイを判別する方法があります。

 

それは・・・自分に出来ることだけをやり続ける事です。

 

そう、わたしのプルヒッターを目指せ!と同じです。

 

 

例えば、Fというコードの形があります。初心者の壁と言われている、音が出づらい形です。

 

もしFが苦手ならば弾かなければ良いだけです。

 

エレキギターでの早弾きが苦手ならば弾かない。

 

コードカッティングが苦手ならば弾かない。

 

コピーが苦手ならばコピーはしない。

 

逆にメロディーを弾くのが好きならばそれだけを弾き続ける。

 

コードが好きならばコードだけを。

 

Cコードが好きならばCコードだけを弾き続ける。

 

それでいいのです。

 

その内に苦手なことも克服できるスキルが身に付きます。

 

何故か?

 

それはギターを弾き続けたからですよ。

 

ギターのネックに慣れ、弦に慣れ、音に慣れ、ピックに慣れ、

 

好きなことを努力と思わずに弾くことに慣れたからです。

 

もう一度言います。

 

苦手なことはしなくても大丈夫。

 

好きな事や出来る事だけを弾き続けてください。

 

「好きな事だけ、自分の出来る事だけやり続けてきたから出来ないことが多いのですが」

 

それは何と素晴らしいことでしょう!

 

 

何が苦手で何が出来ないのかを理解していれば大丈夫です。

 

いつか気が向いたときに、苦手なプレイをピンポイントで練習してみれば出来るようになっていますよ。

 

 

楽しくギターを弾き続けていれば、その内に悩みなど消えています。

 

 

エンジョイ!