初心者のためのエレキギターの選び方
皆様お元気ですか?
そうです。
私が鉄弦先生です。
ついにやってきましたこのコーナー。
~初心者のためのエレキギター選び~
パチパチパチ888888。
多少辛口の意見もありますが、気にしないでくださいね。
最初のギター選びで、その後のギター人生が決まるといっても過言ではない。
心して読んでください。
①エレキギターとは何ぞや?
エレキギター、それはずばり ただの板に弦を張って、磁石にコイルを巻いたピックアップなる物で、
弦の振動を磁力線で受け止め微弱な電量を発生させるもの。です。
いわゆる昔の電話機みたいなもんです。
②エレキギターの形には大きく2種類ある。
フェンダー社のギターとギブソン社のギター。
世の中のギターは大体この2社の規格に分かれる。
ネックの長さ・弦の幅・コントロール・ハードウエア・木材などです。
ストラトキャスター・タイプ・・・フェンダー社がパテントを持っています。ラインアップは広く、廉価版の中国製。
お手ごろな日本製。少し高価なメキシコ製。そして本家アメリカ製があります。
ストラトキャスターのネックの長さはフルスケールで、女性には少し長いかもしれません。
現在はミディアムスケールも用意されています。
弦の間は10.8ミリが基本で、ギブソン社よりも広くなっています。
オールドのコピーモデルは11.3ミリです。
ピックアップはシングルコイル×3。
音のイメージは、ギャ~ン キャリーン シャリーン コキ~ン。
高音がキラキラした感じです。
ブリッジはシンクロナイズド・トレモロがついており、付属のアームで弦全体を揺らすことが出来ます。
ストラトタイプの最大の特徴といっていいでしょう。
代表的なプレイヤーは・・・ジミ・ヘンドリックス リッチーブラックモア ジェフ・ベック ロリー・ギャラガーあたりが
ストラトサウンドを使いこなしているといえるでしょう。
レスポール・タイプ・・・ギブソン社がパテントを持っており、廉価版の中国製。傘下のお手ごろエピフォン名義。
そして本家アメリカ製(高いぜ!)。
レスポールタイプは2枚の木を張り合わせており、ボディ表面の起伏は女性のボディのようにセクシー。
ネックはセットネックと言い、接着剤にて仕込まれています。
ネックの長さはミディアムスケール。
弦の間は11.5ミリ。
女性でも扱いやすいのですが、何しろ重い!
軽いタイプもありますが、ずっしりと重いのがレスポールの特徴だと私は信じています。
ピックアップはハムバッキング×2。
サウンドはあくまで太く、伸びやか。
音色のイメージは、ゴン! ギュワ~ン。ゴリン!ギュワリ~ン!
ミドルが太いイメージです。
代表的なプレイヤーは・・・ジミー・ペイジ スラッシュ
・・・すみません。
私はストラト派なので、レスポールのプレイヤーをよく知りません・・・
③木材について
そうなんです。
もう良い木材が手に入りにくくなって来ています。
各メーカーのストックが無くなれば、プラスティックになるのでしょうか?
ここでは選んではいけない木材のギターを挙げていきます。
×バスウッド
×プポラ
残念ながら安価なギターに使われています。
フェンダー社でも6万台のギターに使われています。
すでに持っている方には申し訳ありませんが、良い木材ではありませんしオリジナルの音には程遠いです。
ストラトならアルダーかアッシュ。
ネックはメイプル・ローズウッド指板。
レスポールならマホガニー・メイプル。
ネックはマホガニー・ローズウッド指板。
ただ、本当に良い木材が少なくなってきているので、まともに作ると10万は軽く越えるギターとなってしまいます。
それでも良いギターを使ってもらいたいので、多少無理してでも本物のギターを購入してください。
④価格帯は?お勧めのギターは何?
最低3万以上です。
フェンダー・ギブソンとも廉価版ではお勧めはありません。
フェンダー・ジャパンエクスクルーシブならまだ何とか・・・
しかしバスウッドはやめましょうね。
お勧めは以下。
ヤマハ・パシフィカシリーズは設計がすばらしい。
初心者にも弾きやすい。
秀でた特徴もなく優等生だがお勧め。
メキシコ工場製。
フェンダーでアルダーを探すとこの辺りが底値。
トーカイ・テレキャスターモデル。
日本の老舗メーカーだが。これは中国製。
まあ大丈夫でしょう。
フェルナンデスのネーム違い。
たぶん大丈夫。
⑤安いギターはだめなのか?
3万円以下のギターを安いギターだと定義します。
まずはなぜ安いのかについて語りましょうか。
安い理由・・・材料が安い。人件費をかけない。以上。
弾きやすく調整はされていない。
工業製品としても雑。
所有感がほとんど無い。
音も良くは無い。
この時点で脱落。
では6万円台のほどほどのギターはどうなのか?
ほどほどのギター・・・ほどほどの材料。ほどほどの人件費。以上。
音もほどほど。まあ及第点。
では最高のギターとは?
20万以上の最高のギター・・・長年シーズニングされた良い材料。丁寧な仕事。以上。
ほどほどのギターVS最高のギター。
結果は?
たぶん弾いてる人にしか解かりません。
目隠しで聞かされたら私でも聞き分けられないかも。
こうなるとブランド品を持つ高揚感と同じではないでしょうか。
それも大事で必要なことです。
嗜好品ですしね。
ギター選びの基準とは・・・
- 極端に安い通販でない事。
- アルダー・アッシュ・マホガニーを選ぶ事。
- 3万以上で選ぶ事。
ハイエンド系のギターを選ぶのであれば、チェックポイントはまだまだありますが、
エントリークラスならこんな所でしょう。
次回はハイエンド系ギターの選び方でもやりましょうか。
それでは、素晴らしいギターライフをお送りください!