どうも~。
みんなの鉄弦先生ですよ~。
前回・前々回と初心者のためのアコギ選びを書かせていただきましたが、参考になりましたでしょうか?
この勢いで、みんなのためのアコギ選び~極み~ も行ってしまいましょう。
極みとは、すなわち究極。
そうです。
究極のアコギ選びについて書かせてもらいます。
究極のアコギ選びはこの3点だけ。
①ヘッド落ちしないもの
②ウレタン塗装であっても薄いもの
③絶対的なインスピレーションがある事
①のヘッド落ちですが、ギターを持ったときに頭の方が極端に重く、左手で支えなければ安定しないものはNG。
私の経験上、ヘッド落ちするギターで良い音がするものはありませんでした。
ギターの響きを決定する最大の要因はネックです。
ヘッド落ちするギターはネックの響きが良くないものと思われます。
演奏上も安定しないギターはストレスになります。
②のウレタン塗装が厚いものですが、まずはウレタン塗装について軽く触れておきましょう。
昔のギターはラッカー塗装でした。ホームセンターで手に入る缶スプレーのやつです。
近年は乾燥も速く、一気に厚塗りが出来て見栄えもよく、ギターも強く保護してくれるウレタン塗装が普及しています。
このウレタン、厚く塗るとビカビカ!ツルツル!に仕上げることが出来ます。
この厚く塗る。が曲者で、アコギのトップ板の振動を殺してしまうのです。
ひどい時は厚さが1,5ミリくらいあります。
ウレタンであっても、薄塗りをうたっている物なら大丈夫でしょう。
③の絶対的なインスピレーションですが、まず安価なギターではありえないでしょう。
ギターとの運命的な出会いと言いますか、一目ぼれと言いますか。
どんな選び方もこの強力なインスピレーションには敵いません。
逆を言えば、惚れてなければ買うな!となりますね。
ま、①②③がそろったギターは20マン超えでしょうがね。
ギブソンとマーチン
アコギの音色ですが、よく例えで「マーチンみたいに繊細だね」「ギブソンみたいにガッツがあるね」
と評することがあります。
マーチンとは最高のアコギメーカーの事です。
主にそのサウンドは繊細で、アルペジオもストラミングも綺麗にジャキ~ンと高音・低音がバランスよく響きます。
対してギブソンはかのロバート・ジョンソンも愛用した様に、ブルージーでガッツのあるサウンドです。
綺麗な響きと言うよりは、中音域が強調された男らしいサウンド。
強いピッキングにも対応してくれる、懐の深い奴です。
私もL-1を持っていましたが、岩に叩き付けて粉々にしてやりました・・・泣
まずはマーチン・ギブソンを試してから、テイラーやラリビー・ローデンなどを試すと違いや好みがよく分かりますよ。
私のお勧めは・・・
アストリアスですがね!
アストリアス最高!
アストリアスは我が日本の久留米のメーカーです。
楽器屋で見かけたら、是非試弾きしてみてください。
お勧めの理由が分かりますよ。
その他、ギター選びには材料・形・音色・ソロ用・リズム用など色々あるのですが、
スプルースだとかシダーだとか。
私は「え~音したらそれでええやん!」
と思っているので、今までの話は何だったんだ?
とお嘆きの皆様も、それで納得すればみんなハッピー。
生徒さんの相談には親身になりますのでご安心ください。
次回はエレキギターの選び方でもやりますか。
それではレッスンでお会いいたしましょう。